気がつくと私は岩の上にいた。
そして、傍にいたのは一之瀬だった。
私を助けてくれたんだ。
「一之瀬、ありがとう」
一之瀬「俺はお前を守るって決めたからな」
「一之瀬…」
一之瀬「柚香」
私の髪を撫でて名前を呼ばれた。
「ん?」
平常心と落ち着かせてるけど、
胸が、かなりドキドキしてる。
もしかしたら、顔も赤いかも…。
一之瀬「俺の事、下の名前呼べ」
言われたのは、一之瀬のことを下の名前で呼ぶことだった。
断りたい。
名前を呼び変えるのは結構恥ずいこどだよ?
けど、一之瀬の目は断りを許してくれない。
「……と」
一之瀬「聞こえない」
うぅ…
あーー!!!もーー!!!!!
「健人!これでいい!!?」
確実に失敗した。
他人でも自分でも確実に分かる位に顔が赤面したまま言ってしまった。
恥ずかしすぎて死にそう。
一之瀬「…あ、あぁ」
一之瀬、、、健人には顔をそらされた。
「はやくみんなの所に戻るよ!」
一之瀬「そうだな」
そして、私といち…健人は皆が待っている所に戻った。