一之瀬side
皇輝の姫、柚香が牙竜に拉致されたと、葉が報告してきた。
俺達は直ぐに牙竜の倉庫に向かった。
しかし、牙竜は俺達が行く前に、赤姫よって潰されていた。
何より、柚香が無事で良かった。
思わず、柚香の事を抱きしめてしまった。
恥ずかしがってる柚香はとても可愛いと思った。
しかし、今はこいつらだ。
「七宮、これからどうするつもりだ」
七宮「そうだね、もう卑怯な事は辞めるよ。また、新しく族を作るつもり」
新しい道に進む、
赤姫はほんとに凄いな。
説得させるんだから。
そして、チャンスを与える。
西倉「総長そろそろ行きましょう」
「あぁ」
柚香は俺から離れ、
元牙竜の方に体を向けた。
柚香「じゃあまたね~!七宮とその仲間たち~!」
七宮「またね」
元牙竜「「「はい!」」」
は?
黒澤「お前、なに拉致された相手と仲良くなってんだよ!」
柚香「えぇ~、七宮いい人だよぉ~??」
黒澤「ぶりっ子やめろや!!」
柚香「何言ってるのかな~?黒澤ぁ~??柚香ぁ~分からなぁ~い!」
黒澤「こわっ…」
赤姫の事はまだ謎に包まれている。
そして、柚香がよく分からない。
とりあえず、ポジティブなんだな。
一之瀬end