ガンッ
ガンッ!

バーーーーン!!!!





あ、来た。







黒澤「牙竜!!姫を返せ!!!」


それ言うの黒澤かよ。




黒澤「何かしてたらただじゃおか…ねぇ……ぞ………っては?」




流石、黒澤。反応が面白い。


まぁ、今の状況がねおかしいもんね。




牙竜の総長が立っていられない状態で、幹部や下っ端がほぼ倒れてるからね。



そして、わたしが突っ立ってる状態。




西倉「と、とりあえず!柚香さん、こちらに!」


私は西倉の言う通りに、皇輝の元へと走った。


「皆ぁ~!!!!」


黒澤「ってお前、そこ今ぶりっ子かよ!」

ダメかよ。

木部「でも、無事でよかった!」


山本「怪我はなさそうね!」



怪我が酷いのは元牙竜さん達…かな。





一之瀬「柚香」


「ん~?」



一之瀬に手招きされ、向かった。




ぎゅ~う!


「…っえ!?」



私、一之瀬に抱きしめられてる!?



一之瀬「ごめんな、怖い思いさせて」


なっ…。



「私は…大丈夫だよ」



心配、してくれてたんだ。


何か、温かさを感じる。







ジーーーーーーー




……。

視線が。




黒澤「お前らイチャイチャすんなよ!」

木部「ヒューヒュー!!」

山本「もうカップルね」

西倉「今の状況を考えてください、総長」




た、しかにそうだよね!!!!!

元牙竜も見てるわけだし!!!



何故か、だんだんと恥ずかしくなり、私は顔が真っ赤になった。





黒澤「小沼、顔真っ赤だな!」

木部「可愛い!」


山本「やっぱ女の子ね~」


西倉「そんなに言ったら可愛そうですよ」


西倉!あんたが1番マシだけど、さらに恥ずい

し、か、も!!
一之瀬から離れようとしても、離してくれない!





一之瀬「でも、どうしてこいつらは、ボロボロなんだ?」

お、話切り替わった。




七宮「っふ…。赤姫だよ」


一之瀬「はっ?赤姫だと!?」


上手く言ってよね?七宮。




七宮「皇輝のお姫様を拉致したと掲示板をみたらしくてね、前から牙竜を潰そうとしてたから、ついでに助けに来たらしいよ。全く、ついてないよ、俺達は。まぁ、そのおかげで、切り替わる事が出来ただけどね。怖いよ、赤姫は。色々と」



色々とはなんだ?


「そうなのぉ~!赤髪の女の子がぁ助けてくれたのお~!!すぅごくかっこよかった!」


元牙竜さん達、私の事若干引いてるよね??
演技上手いなぁって思ってくれてる?


西倉「そうでしたか、赤姫さんに感謝ですね」


よし、これで大丈夫。