西倉「あ、それより柚香さん。先生に呼ばれてるのでは?」
「あっ!そうだった」
西倉「俺達は下駄箱で待っているので」
「わかった」
すっかり忘れてたわ。
急がないとね。
走りはしなかったが、急いでる気持ちで職員室に向かった。
すぅ~。
「失礼しまぁ~す!せんせ~い!来ました~!!」
「じゃあこっちきてくれ」
「は~い」
私は先生の机まで来た。
「それでだな、夏休みの補習についてだ。一学期の中間、期末とどちらのテストも全教科赤点…。勉強、補習頑張らないと、このままだと進級できないぞ?」
「うぅ~はぃ」
やっぱり、赤点はダメだったか。
「夏休み入って2週間は補習で学校に来てもらう。最後はテストをして80以上取れれば、残りの夏休みは自由だ。しかし取れなければ取れるまでやってもらう。いいな?」
「は~い!頑張りま~す!」
「お、おう、いい勢いだな…」
やる気満々の私に先生は引き気味だ。
補習はぱぱっと終わらせて帰ろっと。
あ、いいこと思いついた。