「えーでは、事故や病気に気をつけて、また新学期に会いましょう!では!さようなら!」
夏休みだ~!
っと喜びたいところだが、私は忙しい。
それは………
「あっ!小沼は今から職員室に来てくれ! 」
「はぁ~い!」
あー、私一人だけか。
西倉「なんの呼び出しですか?」
「ん~わかんなぁい!」
まぁ。補習だけど。
黒澤「どーせ、補習だとかだろ」
お前にしては鋭いな。
木部「ねぇねぇ!夏休み皆でどっかに行きたいね!!」
えーーーーーーー。
西倉「そうですね。毎年どこかには行ってますし、今年も健人に相談してみましょう」
木部「いえーーい!!」
私はパスしよっと。
木部「柚香ちゃん行こうね!!!」
黒澤「あいつは夏休み最後まで補習で行けないだろ」
おい。私を完全に舐めてるな?
こいつらがいつまでもお喋りしているせいか、教室に残っているのは私達だけになった。
「そうね。最後まで補習で行けそうにないわ」
西倉「何故か、柚香さんが本来の喋り方で補習とか言っているとクールのイメージが崩れますね」
木部「確かに!!ぶりっ子ちゃんの時は馬鹿キャラにかなり見えるけど、本性の方だと賢そうに見えるよね!ギャップやばいよ~!!」
かなりって…。
まぁ、それだけ周りを騙せてるってことね。
嬉しいわ。
黒澤「でもよ、本性が馬鹿でアホでクールで女王様って、良いとこなくね?」
コノヤロー
「まぁ、黒澤も人このと言えないよね~」
西倉・木部「そうですね(だね!)」
黒澤「はぁ?どこがだよ!」
あ?気づいてないの?
じゃあ教えてあげよう!
「皇輝のメンバー以外とは滅多に喋らないクールボーイが、実は馬鹿でアホキャラで、まさかのボケ役だったとは誰も思わないでしょ。私も最初は驚いたわ。黒澤も相当な猫被りね」
ふぅー、言った言った。
黒澤「なっ!」
木部「くふふっ!確かにそれはある!」
西倉「怜斗の面倒みるの大変なんですよ」
黒澤「おいっ!お前らな!!」
ほらもう、キャラ崩壊。
2人に言われてるしね~?