黒澤「今度の姫は自分を偽ってる奴で、おまけに女王様みたいなのやろーかよ!」
やろーって私は女。
「まぁ、黒澤の事今日から扱き使わせて頂くわ」
黒澤「俺かよ!」
逆に黒澤以外に誰がいるのよ。
木部「でもさ~、今まで通りお姫様は狙われやすい訳でしょ~?これからは未来ちゃんが姫じゃないってことは、拉致された時とかやばいよね~」
西倉「確かにそうですね。これからは、出来るだけ1人での行動は控えてくださいね。それと、一応連絡先を交換しときましょう」
まぁ、私の場合も拉致られそうになっても、返り討ち出来るけどね。
正体バレるわけには行かないから、大人しく拉致られるけど。
黒澤「姫を拉致るってことは、俺達に喧嘩売ってるって事だよな」
そうだろね。
山本「その時は、ボコボコね」
一之瀬「柚香、安心しろ。必ず守る。俺達を信じろ。」
「う、ぅん…」
一之瀬の真剣な目は私をとらえ、離させない。逸らすことが出来なかった。
何故か、一之瀬の言葉は不思議と納得されられるような力がある気がした。
伊達に総長してないって訳ね。
暴走族か……
仲間ってこんな感じなんだ。
今まで1人だったから分からなかったけど、少しだけ、仲間が羨ましいと思った自分がいた。
ねぇ、………ちゃん、私は皇輝の姫になっても大丈夫かな。許される事なのかな。
私は…。