一之瀬side





柚香「あ、あなた達の言っているみいがっ分からない!!!」


「言葉の意味通りだろ」


ついに、この女の本性を突き止めた。

思っていた通りだ。


やっぱり、こいつが…。



柚香「私は、姫になる気も皇輝に入るつもりもない!!勝手に決めないで!」


柚香はそう言い残して、その場を去っていった。



黒澤「あいつ、逃げ足だけは速いのな」


それは同感だ。



木部「でもさー、なんであんな子を俺達のお姫様にするのー?」


黒澤「俺も聞きたい。未来がやってればいいだけだし」


山本「私がいつまでもやってたら意味無いでしょ~!」


まぁ、そういう事だ。


「柚香は何か闇がある」


木部・黒澤「「え?」」


「ズバズバした性格なのに何故、正反対の自分を作っていると思う。下手したら周りから嫌われる恐れがある性格だ。それに、柚香の目は時々、真っ暗だ」


西倉「それは、俺も築きました」

山本「私を助けるか、明らかに戸惑いがあったしね。まさか、ぶりっ子で助けに来るなんて笑いそうになったわ~!」

木部「ギャップ強すぎて僕…かなり驚きが…」

黒澤「俺もあいつの本性にはビビったわー。アホみたいな話だけど本当なんだな。でも健人はそれをを見抜いて、それで小沼を救いたいと思ったわけか」


「柚香は俺達が探していたお姫様だ。
守らないとな」


一之瀬以外「「「!?!?!?」」」

西倉「確かに、1つ上の兄が亡くなっているとの情報がありましたけど、まさか…」


山本「よく妹の名前を言ってたわね」

黒澤「似てる…」

木部「柚香ちゃんが…」


そうだ。俺はあいつの目を見た瞬間に…。


木部「でもさ~、僕ら拒否られたよね~」


黒澤「そうだ!あいつ!健人からの誘いを!!しかも皇輝の姫だぞ!?ありえねぇ!」

山本「珍しいタイプよね〜。まぁ、妹なだけあるわね」


「何を言われようが、柚香で姫は決まりだ。
これから柚香を守り、柚香を闇から解放させる。いいな」


一之瀬以外「「「「おう!(うん!)」」」」




「葉、あそこに向かうぞ」

西倉「はい」







柚香、絶対守ってやる。










一之瀬end