そして、昼休みになり私は屋上に向かった。








「健人いる?」




一之瀬「おう」






「ごめん、面倒な事頼んじゃって」




一之瀬「大丈夫だ。柚香1人だと大変だろ。それで、どこでお出迎えするんだ?」





「下駄箱辺りでいいと思う」







私と健人は下駄箱に向かった。








一之瀬「一応、皆にも連絡しといた方がいいな」




「そうね」











??「や〜、懐かしいなぁ」




来た!?





??「おや、君たちが出迎えをしてくれるとはねぇ〜」





「!?!?!?」



は?





一之瀬「…こいつ」









??「僕はこの時をずっと待っていたんだよぉ」






「おまえ!!!」





??「そういや、僕の名前を教えてなかったね。





僕の名前は











島崎 涼太」








「は!?」


一之瀬「…島崎グループのっ」





島崎「そうそう。感がいいねぇ」





島崎グループ。確か、息子は滅多に顔を出さないとは聞いていた。

だからこの間のパーティーにも来ていないかと思ってた。



こいつがっ!!








「何しに来た」





島崎「だから僕はこの日を待っていたって言ったじゃん。学園長が不在で君たちが全員いる時を待っていたんだよ。






この学園ごと潰すためにね!」










「ちっ!」



一之瀬「柚香逃げろ!」




「私は逃げない」




一之瀬「!?」







誰か下駄箱通れ!!




生徒「もうすぐ昼休み終わりだな」


生徒「午後だりーな」




いた!!!





「おい!!
そこの男子!!」




生徒「「はい!!」」





驚きすぎな。あ、健人もいるからか。






「坊主のお前!今すぐ皇輝全員に校庭に来るように伝達してこい!!

ロン毛は先生達に、皇輝以外の生徒を直ぐに避難させろと伝達してこい!!」




生徒「「はい!!」」












島崎「えー、何僕達校庭で戦うの〜?」





「当たり前でしょ、お爺ちゃんの学園をぶっ壊す訳には行かないからね。


それに、校庭ってお決まりみたいなものじゃない?」






島崎「まぁ、そうだね」







一之瀬「それにしても、仲間をそんなに連れて、沢山いないと俺達に勝てないと思ったのか?」






島崎「そーかもね。でも、沢山居ないとさ全校生徒殺すの大変でしょ?」





「なっ!?」


一之瀬「ふざけやがって」





島崎は完全にイカれている。






「絶対にこの学園の生徒は殺させない」




島崎「何言ってんの?何も出来ない、ただの女が」





「それはそのうち分かるわ」