「じゃあ、私のSPを紹介するね」



皇輝「「!?」」




なぜ、驚く…?

あ、やっぱり普通じゃないよね。私も薄々気づいてたけどさ。





私は石田に連絡した。



「あ、私。皇輝の倉庫に入ってきて」






トントン


??「失礼します」





皇輝「「は!?!?」」




「あ、早いわね。じゃあ、紹介するね。私のSPの石田」




石田「初めまして。柚香お嬢様のSPの石田です」





黒澤「え、いや、どうやってここまで?」


木部「下には下っ端がいるはず…」





「石田はね、人に気づかれないで行動するのが得意なのよ。だから、下っ端達は石田が倉庫に入ってきたのを気づいてないはずよ」




西倉「流石、小沼グループのSPだけありますね…」





「あ、ちなみに夏休みに行ったホテルの送り迎えのバスは石田が運転してたのよ」




皇輝「「え!?」」



山本「だから、バスは私が手配しとくって言ってたのね」



まぁ、そういう事。



木部「という事は、その時から柚香ちゃんは一般家庭じゃないって事に、僕達は気が付かないといけなかった…」



山本「そうよね、普通は私が手配しとくとか言わないわよね…」






黒澤「あ!だから、バスに平気で乗れてたのか!!石田さんの運転なら大丈夫なんだな!」



皇輝「「あ、なるほど」」





おい、





「…悪い?」




皇輝「「…いえ」」






まぁ、実際そうなんだけどさ。




ほんとに信頼さてる人の運転じゃないと無理。






「石田。ありがとう、もういいわ。仕事に戻って。」





石田「はい」






きっと、石田にも協力してもらわないと行けないかもしれない。