「ごめんね、黙ってて。でもさ、どうせいつかはどちらかが死ぬでしょ?

今回は大丈夫だったとしても、また病気が再発して、私死んだら智くん1人になっちゃうじゃん?

だから、今のうちに別れて智くんが他の女の子と不倫すれば、私が死んだ時に支えてくれるから1人にならないと思って……。

それに、病気だったから智くんの子供産めないってなって。」

要は、自分が死んだ時に俺を1人にしたくないと言う事だった。

『だから、浮気や愛人を進めてたんだな。』

「だって、智くん。挑発すれば簡単に乗るもん。実際、したんじゃないの?」

『ああ、したな。』

「ほらね!でも、手は出さないんでしょ?キスすらも、してないんだよね?」

『全くもってその通りだな。』