短いようで、とても長い1週間だった。

俺は、毎日、菜々子の病室に通った。

ピクッ

手が動いた気配がして、

『菜々子!おい!菜々子!聞こえるか!』

必死に菜々子を起こそうと呼びかけた。

俺の声が聞こえてか、

「どうしました!?」

なんて医者も駆けつけてくれて。

「んっ。」

菜々子が少し身じろぎをして、起きた時は、

ああ、一旦どうなるかと思ったが、神は俺達を見捨てることは無かった。