「ご指名です!
優叶さんお願いします!」

「…はぁい」


私は都内の繁華街にあるキャバクラで働いている。

今時、キャバ嬢なんて大学生の片手間でやってる子もいるし正直誰でも出来る。

そんな仕事に誇りだとかプライドなんてある訳も無くて、始めた理由も勉強がしたいわけでも真面目に働きたいわけでも無いからってだけ。