あさと伯父さんが一緒に寝る!?

僕は座席の下で驚きを隠せなかったが、なんとが声は押し殺した

そのお陰で伯父さんに蹴られた腹部が傷んだ

よりによってあさの耳に入れたくない話をしている時だ

麻穂が予想より早く起きたので、僕は伯父さんによって座席の下へと蹴り飛ばされたのだ

いくらあさが大事だからって僕をはじめとするほかの全部をこんな乱雑に扱うのは良くないと思う

そんなことよりも、あのロリコン・・・

あさと一緒に寝てなにをしようっていうんだ!?

胸はない、痩せ型の麻穂だが一応年頃の女

もしや伯父さんは・・・?

想像がよからぬ所まで辿り着いたところで僕は考えることをやめた

僕達の保護者だから、伯父さんだから、伯父さんだから仕方ない、仕方ない、仕方ない、仕方ない、仕方ない、しかた・・・・・・・・・

ないわけあるかぃ!!!!!!

何としてでも阻止しようと座席の下から出ようとしたその瞬間、伯父さんからの蹴りをくらう

なぜわかったのか甚だ疑問だ

体を移動させて出ようとするも、次いで麻穂が足を座席の下へと移動させた

「・・・っ」

もちろん伯父さんの蹴りはそこそこ痛い

しかし、蹴っていると自覚していないあさの蹴りの方が断然痛む

ピンヒールは流石につらすぎる

おのれ、伯父め

帰ったら問い詰めてやる

僕は静かに闘志の炎を燃やしながら出来る限り早く家に着くことを祈った