「ちょっと待て、ゆゆちゃんはどうなる訳?
誰かの彼女でもないじゃん。」


「あ?ゆゆちゃんは、秋か志貴でいいかな。

振りね、振り」


あくまで、愛心には聞こえない様に話す俺。


いやーーー振りってそんなんさあ。



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「え、聞いてないよ‼私、出来ないそんなの」



だよな、人権無視だよな。


登校中。


待ち合わせて歩く俺らの目の前に、慌てるゆゆちゃんがいた。