「私は、青さんに恋愛感情ないからっ。

行こう」


私は君の手を引いた。


歩かない君の手を引いた。


君の歩幅は、私なんかより大きい。

決してじゃれあってた訳じゃなかったんだけど……



「きゃっ」


ドサッ


なんで、転ぶの!? 

だけど痛くない。


あれ?


視界が反転してる。


真っ白な天井が見える。


そして、悠くんが私を見下ろしてる。