階段を上がると愛心がいた。

ちゃんと服は着ているに、幾分ホッとする。

「愛心、隙見せるなよ」


ドンッ


君を壁に押し当てていた。



「悠くん………?」


君が、見上げた。


不安げな瞳が揺れてる。


「愛心、俺…………「ごほ、げほ、ごほ、あ~苦しい」



は??


わざとらしい咳払いに、振り向くとやはり親父がいた。


「青さん………っ」


俺の腕から逃れた愛心が、親父の側に行く。


親父が、愛心の髪を撫でた。