「わたしが好きなのは、悠くんしか居ないよ」



奴を1番に思うこの子には、勝てそうにない。

綺麗な瞳をキラキラさせて、彼を見てるんだから。



「お幸せに…」


なんて俺が言ったって二人は二人の世界の中にいた。

それが、少し羨ましい。


俺は、二人をおいて部屋を出た。