「始まったな、波のプール最大級の大津波きたな。

やっつけてやる~‼あれ?愛心ちゃんは?」


志貴が、いない愛心を探す。


「バカ、早く言えよそう言うことは‼


引き離されたんだよ。どうすんだよマジ」

だけど波は止まらない。


「やぁ、悠くんっ!!」


不安げに君が呼ぶ。


苦しそうにいるのを、気づいたのは少し後のことだった。


監視員が気づいた。


「おい、なんかヤバイぞ。
早く止めろ‼」


波のプールはそれでも止まらない‼


「いい、俺が行く‼」

監視員の男が、波に飛び込んだ。