悠くんは、床に寝そべっていた男を睨んだ。


行き場のない怒りを、男に向け放つ。


「おい、起きろよ‼

いつまで寝てんだよ‼」


胸ぐらを掴むと、ハッ、とした様に起きる男。


歪む顔。


それはそれは可哀想なぐらい。



「ひっ!!!!


すいません‼」


さっきの勢いどこ行った?