自然と歪む顔。

こんなことしてる場合じゃない。

俺は、気づいたら走っていた。


「どこ行くんだよ、真中‼」


「蛇鬼の倉庫に行くんだよ‼」




「いや、居ないよ。

蛇鬼の倉庫には居ないよ」


焦る俺達を冷静にする声が響いた。


それは秋のモノ。