「魔除けかな?」


俺の言葉に、ますます分からない愛心は首を傾げた。 

「寝ようか、服着替えて」

そのままじゃ目のやり場に困るし。

「…………このままがいい。」


急に愛心が、俯いた。


「どうした?


水着、汚れちゃうぞ」


愛心の様子が、変だ。


「汚れてもいいよ。
なんか、悠くんに触れられてると気持ちよくて。

もっと、触れて欲しいの。

変かな?」


もしかしてーーー



「誘ってる様にしか、見えないんだけど。


いいの?触れても………」



君に触れるのが少し怖い。


嫌われないかって怖いんだ。