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応援席にいる愛心が気になって気になって仕方ない。


それでも、難なくこなしてきた。

不意に見たら、愛心の近くには真中がいた。


そして……愛心が、少し微笑んだ。


悔しくてムカついて、俺は駆け寄った。


あいつが愛心に触れそうな気がしたから。


「俺達が勝ったら、愛心ちゃんとデートするから」



なんて、あいつは自信満々で言い退けた。