チアガールの私達は、獣の群れに困惑した。


誰かが私の腕を引く、引き離す様にしたのに私は倒れ込む寸前。


誰かが私の体をキャッチした。



「大丈夫?

みんな下がりなよ。


困ってる。」




「委員長だ」



不良学校には、合わない黒髪にだけど私は安心した。



穏やかな彼だったから。


さわやか系な、彼に。



だけど不意に私の体は、引き寄せられた。


悠くんの腕の中にいた。



悠くん?



悠くんは、彼を睨む。


なんで?