「愛心ちゃん、大丈夫?」


少し冷静になれた、俺がいた。



「青さんがなんでここに………?」


「あいつらから聞いた。


理事長室に来たんだよ。

愛心ちゃんが居なくなったから、探しに行きたい。

だけど、ゆゆちゃんまで危険な目に合わせたくない、って。」



「じゃあ、今ゆゆは……」


こんな時までゆゆちゃんの心配とか、君は優しすぎる。


「心配いらない。

大丈夫だよ。

俺は愛心ちゃんを、悠に任せてはおけない。


俺は、愛心ちゃんが好きだ…………」




どくんっ


私には、悠くんがいるのにトキメク胸の高鳴りを、抑えられない。