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「帰してくださいっ!!」


なんで、どうして………。



「おい、いいのか?この子、雷龍の姫だろ?
バレたらやばくないか?」


「アホ、こんなチャンスなかなかないし。

俺、愛心ちゃん見た瞬間、絶対俺のにするって決めてた。


なあ、愛心ちゃん……目黒の彼女なんてやめて俺にしなよ?

だいたい彼女、一人にするなんて最悪じゃん」


違う、悠くんが悪いんじゃない。

私が油断したから………


だけど、そんなこと言える訳なく溢れる涙。