「何?どうかした?」


私は首を傾げた。


だって、みんな不思議な顔で私を見るんだもん。


「いや、自覚ないんだなって」

自覚………?


なんの自覚?


理事長室を出た私は、みんなと並んで歩いていた。


青さんは青さんで、理事長と言うのは暇らしく『また遊びに来てね』と、笑っていた。



本当、青さんは不思議な人。