「好きだよーーーだから、ゆゆちゃんを好きな秋が嫌いだ。」



仲間なのに………



仲間同士なのにーーー



「志貴くん、ごめんね。

私は秋くんが好きなの。

ごめんなさいっ」 

ゆゆちゃんが、ペコリと頭を下げた。



ガタンっーーー



耐えかねた志貴が、教室を出ていく。



それを追いかけたのは愛心だった。