私が急いで家を飛び出すと

「陽姫まってたよ〜」

「菜乃!!おはよ〜!」


私の幼馴染であり大親友の
武田 菜乃
家が隣でなにをするのもずっと一緒。高校も一緒。



「待たせてごめんよ〜」

「いつものことだから慣れたよ」

菜乃のチャームポイントであるえくぼを見せながらそういった

二人でたわいのない事を話しながら学校へ向かう。

「わぁさくら綺麗に咲いてるね。」

「ほんとだ。今日帰りこの公園で写真撮ろうよ!」
そう私が言うと

「ありあり!!インスタ映えだ。」
菜乃も大賛成



もしあの日私が公園に行かなかったら出会うことはなかったのかな?

ううん。運命が本当に存在するなら私たちが出会うのは必然的になものだったかもしれない。