「愛美、どうしよう傘忘れた…」


「愛美、これからバイトなんだよね…
こころんの家と真逆だし入れてあげれないや。」



愛美と別れて、とりあえず雨が止むまで図書室で雨宿りしようと思い図書室に行った。


図書室に入り1冊の本を持ち、窓際の席に座った。



あ、気づかなかったけど1人誰か寝てる…


起こさないように、男の人の隣の隣に座り本を読み始めた。



静かな図書室に外の雨の音が心地よくて、この空間も悪くないと思えた。