「さっきの話だけどさ?」

「あー!忘れてました!!」

「まず今回一緒に仕事できてよかったよ?ありがとう」

「いえ…そんな」

「あと…連絡待ってるから…こんなこと言ったら期待させちゃうのかもしれないけど…俺の気持ちわかってほしいから…」

「え?」

「俺も先輩に憧れてこの世界に来た始めたそんな気持ちなかったけどね?
でもやってくに連れてあいつより上手くなりたいとか思うようになって…なのになかなか上手く行かなくて…何回も諦めようかな?って思ったことたくさんある…でも頑張れって応援してくれる人がいて…俺のことを好きだよ!って言ってくれる人がいて…俺ひとりの問題じゃないだ!みんなのためにも自分のためにも頑張らなくちゃって思うようになった…誰も応援してくれてなかった俺は今アイドルなんてやってない俺だってデビューできないと思ってたからできた時は嬉しかったでも、こんな俺でいいのかな?って思ったりもした…でもこんな俺をみんなは認めてくれた…それはみんな同じだと思う春菜ちゃんにも応援してくれる誰かがいるし…好きって思ってくれる誰かがいる…だから自分責めずに…」

「頑張りすぎずに頑張れですよね?」

「へ?」

「あたし初めて言ったコンサートで涼くんが、頑張りすぎないことを頑張ってるって言ってるの聞いてすごく心に響きました。
1%の奇跡を信じてここまで来た…その1%が今かなってるんです」

「そんなに俺のこと見てくれてたんだありがとう。
それと同じように俺も春菜ちゃんのこと応援してるだから一緒にお互い頑張ろう?何かあれば相談してくれればいいよ?迷惑なんかじゃないから…ね?」

「でも…」

「いいの!俺が相談にのりたいの!俺が春菜ちゃんの事気になるの!」


「はい!
何かあったら連絡します!」



そんなあたしの返事に


「よくできました」なんて頭を撫でる



あなた確信犯ですね?なんで思ったのは気のせいじゃない。