「いらっしゃい!おーー!涼か!」
「よ、親父」
「なになに?可愛い子連れてきて!」
「今回のドラマで共演した子…俺のこと憧れてくれてんだって」
「へー?こんな奴に憧れてんの?なんの取り柄もないけど仲良くしてやって?」
へ?
「そんなわけないですよ!涼くんは素敵な人です」
「いい子じゃん?」
「親父?いつもの」
「おう」
なんか雰囲気と違う…家族と仲良い子とは知ってたけどこんなに仲良いんだ…冗談言えるくらい…
「ね?
気にしなくてもいいでしょ?」
「はい…なんかありがとうございます」
「気にしないで?俺もお腹空いてたし…
こんなところに女の子連れて来る方が変だよね?」
「そんなことないです!あたしこういうガッツリ系大好きなんで嬉しいです…それに…」
「それに…?」
「このお店来て見たかったから…ファンの子はみんなここに来たいって思ってるんです…涼くんのパパに会いたいんです…」
「そーなの?こんな親父に?」
「はい。こんな気さくなパパいないですよ?
だからあたしこれで嬉しいです!」
「まぁ…喜んでくれたならよかった」
これ以上よくばっちゃダメですか?