急いで下に降りるとかっこよく車に乗る涼くんの姿が…


後部座席に座ろうとドアに手をかけた時


「いいよ?前座って?」

そういって扉を開けてくれた

「いや…でも…」

「いいの!おいで?大丈夫だから」

「はい」

あたしは助手席に座った


「あの…。
涼…くん…は…アイドルなのに…大丈夫…なんですか?」

「へ?なんで?」

「だって一応あたしファン…ですよ?」

「そーだね?でも共演者でもあるし…
俺が春菜ちゃんのごときになるってのもある。」




き…きになる??



涼くんがあたしを?




いや待て!?



え?え?


「いきなりごめんね?
なんかさ?ほっとけないって言うか…」

「そんな風に見えますか?」

「うん、なんかすごくいろんなことに悩んでるんだろうなー?って感じする」

「確かに…悩みはたくさんあります」

「やっぱり?
俺でよかったら聞くよ?」

「でも…こんなスーパーアイドルに相談なんて…。」


「そんなこと言わないでよ…俺も1人の大人だし男だよ?」


やっぱりプライベートまでアイドルって思われるの嫌なんだ…。


「実は…。」



なぜかスラスラと話してしまう…。



どーしたんだろ?あたし