「悠。いたの。」

悠が気だるそうに入ってきた。

「マリちんそれはひどくなーい?」

相変わらず口調がうるさい。

「別に。」

私は悠の絡みを無視してカメラを片手に窓際のソファーへ向かう。

「コンタクトにしたのよ」

由梨華がすかざすフォローを入れ
悠はふーんっとでも言いたげな顔をしたあと机に突っ伏した。