しかも、この3年間のうち兄が僕の担任を受け持っていたが1度も




呼び出されたことは無かった。




その時、初めて僕は兄に違和感を覚えた。




「宇津木さん、先生はオタクじゃないよ。ただ、あの、真奈ちゃんのファンであって…」




兄がまた、アニメのことを語りだす前のいつもの癖が出た。




両頬を手で挟んで恥ずかしそうに頬を赤らめては気持ち悪い程、




滑らかに腰を左右に揺らし始めた。




僕はこの人がどう思われ様が構わないが、ここで気持ち悪い動き




をされるととても不愉快だ。