だが、難点がある




そこを卒業出来なければ




1年で退学させられ



残りの2年間の授業料をそのまま




払い続けなければならない





そんなクラスを勧められるのは




私でも予想外だ




「何故、私が!?」



「やっと、素を出してくれましたね」



思わず、立ち上がると




学園長がまたクスクスとほほえんだ




「貴方には才能がある、それに宇津木夫妻も君には早くデビューして欲しいと願っているはずですよ」