『八玖様、今日もカッコイイ !!』



『キスしたの!?あの女の子…確かに可愛いけど悔しいっ』



『羨ましい〜』



煩い声に耐えきれず私は男に向かって小声で



「私に関わらないでほしい」



呟くと背を向けて去ろうとすると



後ろから手首を掴まれて、男に引き寄せられる。




「ドールちゃん、面白すぎるよ。僕は八玖だよ、君をお嫁さんにしたいな~」



八玖という男は初対面の私に対して、




甘ったるい声で阿呆みたいなことを言った。




後ろから抱きしめられる状態を続くと、






余計に注目浴び始める