美南は聖斗の様子がおかしいなと思っていたが疲れかな。と思い続けていたけど…それが毎日ずっと続いていて流石にこれか何かあったに違いない。そう思い、美南は聖斗に話すことにした。

この日は学校が休み。美南は聖斗の家にいた。

聖斗:どうしたんだ?いきなり俺の家に来て。
美南:いきなりっていつもの事でしょ?
聖斗:まぁな。で、どうしたんだ?
美南:それは私の台詞でもあるかな。聖斗君、最近様子が変だよ?何かあったでしょ?
聖斗:別に...何でも無いよ?
美南:嘘。絶対おかしいもん!中学からの付き合いなんだから分かるんだからねっ!何があったの?
聖斗:何でも無い.....
美南:そうは見えないから言ってるんだよ?聖斗く....
聖斗:何でも無いって言ってるんだろっ!!

聖斗はいきなり勢いよく立ち上がり美南に向かって叫んだ。
美南は思った。こんなに感情的になるという事は私に言えない程の重たい事なんだと。
でも放っておくことはできない。

美南:そんな事ないよ...私にはそう見える。聖斗君が苦しんでること。

そう言うと聖斗は黙り込む。

美南:今は言えなくても良い。けどいつかは言ってね?ごめんね....私、そろそろ帰るね?

一人でゆっくり落ち着かせた方が良いと思い、美南はいつもよりも早く家に帰って行った。