俺は県立高校1年生の小林駿。

友達からは、「シュン」って
呼ばれている。


といっても、友達といえる、
存在は数少ない。

帰宅部の俺にとっては、
この、放課後の図書室で、

過ごす毎日が学生生活の
すべてだった。