と、私が叫んだと同時に




──────キーンコーンカーンコーン




朝の朝礼開始のチャイムが鳴り響いた。



オウノー。マジカー。




よぉし!こうなったら!!!!!





「だぁれぇかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ここに人がいるんですぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!
助けてくださいぃぃ!!!!」



叫ぶしかないっ!!!!



こういう時は人に助けるのが一番だからね!




と、私は誰かが来てくれると信じていた。




でも、聞こえてきたのは。





「あらぁ、残念ね〜」




この声。さっきまで聞いてたような。




「この第三会議室、すごい防音の部屋なのよ?今は使われてないけど、春学の設備はすごいからね。だから、あんたの声は廊下に居る人には届かない」



得意げに、私に話す。



多分、今話しているのは取り巻きの女子だと思う。




すると、彼女は私に



「じゃあね、助かることを祈ってるわ」



と言う言葉だけ残して、第三会議室から出ていく音がして、ガチャッと閉められた。



鍵を閉めたんだろう。




“助かることを祈ってる”って、絶対嘘じゃん。