雫(緊張してきた……けど渉とだった!よかったぁ……)

雫「渉よろしくねっ!」

渉「よろしく。やっぱり雫とか。」

雫(頑張ろう…)

?「今から暗記時間15分開始です。」

雫(50枚くらいはおぼえてる……あ一字決まりの札2枚得意なやつある。これは手元に置いておこう……あとは…うーんわからなぃぃぃ!!!)

渉(……敵陣手元に一字決まり置いたか。大山札あっちにはきみ は わた やか…あとは空札。大山札の場合は敵陣で囲い手…)

雫(渉……凄い真剣な顔…私もがんばんなきゃ…あ。ちはの札だ…なんか響きが好きで覚えたんだよな…うかもある……)

〜15分後〜
難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花〜

「…つく……シュッ」
雫(えっ?渉?)

雫の陣の手元においてあるつくばねのが決まり字ぴったりに抜かれたのだ。雫は一字決まり位しか覚えていなかったため動く事もできなかった。

「恋ぞ積もりて淵となりぬる」……

「君がため( サッ) はパンッ」
雫(なにこれ!速い!強い!渉って強かったんだ!…渉楽しそう!なんかさっきよりイキイキしてる!)

渉は君がためのきみが読まれた瞬間雫の陣の君がためを囲って は と決まり字が聞こえた瞬間抑えたのだ。

渉は雫の陣に一字決まりになったつきみればを送った。

雫(私もあんな風に強くなりたい…超カッコイイ!!決まり字ってヤツが聞こえたら取るんだよね…うか…ちは…ふ…す…これは覚えてる…来い!来い!)

読手「我がー衣手はー梅雨に濡れーつつー。…S…」

雫「パンッ」

渉 (え??S音はまだ3枚あるはず…音を聞き分けた?…ゴォォォォ( º言º))

雫「やったぁ!狙ってたのでた!やっと渉から1枚取れたっ」

渉「一字決まり凄く速いんだね!でも次は取る!」

雫「渉ってカルタ好きなんだね!!」

渉「よく皆とやってたから…」

雫「そうなんだ…あ、次の札読まれるから静かにだって…」
(次来い!)



読手「…C」

「パンッ」

雫「やった、また狙ってたの来た!」

渉「(また…?聞こえなかった……)やっぱり雫…才能ある気がする。カルタのコツ自分で掴めてる…」

雫「そうかな?…凄く楽しい!。」

渉「でも!次はとらせない。」



そこから渉は1枚も雫に譲らず勝ち抜いた……