「人間だってどう言うこと?」 「どうでもいいだろ」 翔ちゃんは吐き捨てる。 「どうでもよくないだろ? 生きてる人間に対してお化けとか幽霊だとか、失礼極まりない」 「ねえ、全然話が見えないんだけど」 「それはだね」 ヌイは一度言葉を切り仰々しく咳払いをしてから先を続けた。