「いらっしゃい。

ちょうどお代わりを淹れようと思ってたんだ。

ほら、座って座って」

ヌイの対応からその訪問者はヌイが言っていたお客さんなのだろことは察しがつく。

でも……。

訪ねてきたのは年端もいかない少年で、お客さんと言うよりは翔ちゃんの友達にしか見えない。

「えと……」

ああ、可哀想に。

状況は全くわからないけど新たに登場した少年は困りきっている。