「あ、けんとだ。」



それはけんとの姿だった。



「あっ。。。。。」



もう一人誰かがいた。



それは、私の近くにいる人。


お姉ちゃんだった。



「なんで・・・・お姉ちゃんが?」


一気に頭の中が真っ白になった。


それに、まだ普通ならいいものも抱き合っていた。

「・・・・・えちゃん。」

私は泣きそうになった。


呼ぶこともできないし


泣くにも泣いたら気づいてしまうと思って泣けない。


今日が最悪の一日になった。



「・・・・・っ。」



私は涙をこらえた。



泣かないで必死に笑おうとした。



「失恋・・・・・だね。」