貴方は私を覚えているかしら。

他の姫に、目移りしては、いないかしら。

心配で心配で、堪らない。

こんな身分さえなかったら、私は、思いしままに、想いし人と、駆け落ち出来たかもしれない。

もう、昔の話だけど。