朝が苦手な私は


頭がカクカクとなりながらも


朝ごはんとお弁当を、作るために起きる。



ご飯の準備が終わって


お兄ちゃんを起こしに行こうとすると


ドタドタと階段を降りてくる音が聞こえた。




『やばい、朝練遅れる!』



そう言ってお兄ちゃんは寝癖をつけながら


制服を着ている。




『朝ごはん食べるー?』


『おう!それは食べる』



お兄ちゃんは


バスケの朝練があって


私よりも1時間早く学校に行かなければならない。



そんな中お兄ちゃんは


朝ごはんを食べドタバタと準備をする。




『じゃあ、行ってくる!』




そう言って走って出ていった。



『行ってらっしゃい〜』




私はそうドアに向かって呟いたあと


食器を洗うためにキッチンに向かう。



『あ……』




お兄ちゃんのお弁当


渡すの忘れていた。



どうしよう。



今からだと間に合わないし、


どうせ学校同じだから


その時に届けよう。




そうして私はゆっくりと準備をして


学校に向かった。