春休みのもう中盤まで差し掛かっていた時、光一は部活のために朝早くから身支度をして自転車を漕ぎ、学校へと向かった。
外はもう桜が満開に咲いていて、花弁が散っている。
今年も友人と花見でもするかと考えながら自転車を漕いでいると目の前の信号が丁度青から赤へと変わり、光一は小さく舌打ちをした。
そのまま信号に引っ掛からず通りたかったが、仕方無く自転車を漕ぐのを止めて信号がまた青に変わるのを待った。
大通りの信号は変わるのが早いのに、何故か人通りの少ない通りは変わるのが遅い。
光一は溜息をついてポケットの中にしまっていたスマートフォンを取り出して、ライフを開いた。
数件、既読してないメッセージが届いておる事に気付き、開いてみると彼女からのライフだった。
『ねぇ、部活休みの日にどこか遊びに行かない?』
『ちょっと、未読無視とかしないでよ』
『古川くんってさ、本当に私のこと好きなの?』
春休みに入ってからというもの部活やら課題に追われてて送られていたメッセージに気が付か無かった。
外はもう桜が満開に咲いていて、花弁が散っている。
今年も友人と花見でもするかと考えながら自転車を漕いでいると目の前の信号が丁度青から赤へと変わり、光一は小さく舌打ちをした。
そのまま信号に引っ掛からず通りたかったが、仕方無く自転車を漕ぐのを止めて信号がまた青に変わるのを待った。
大通りの信号は変わるのが早いのに、何故か人通りの少ない通りは変わるのが遅い。
光一は溜息をついてポケットの中にしまっていたスマートフォンを取り出して、ライフを開いた。
数件、既読してないメッセージが届いておる事に気付き、開いてみると彼女からのライフだった。
『ねぇ、部活休みの日にどこか遊びに行かない?』
『ちょっと、未読無視とかしないでよ』
『古川くんってさ、本当に私のこと好きなの?』
春休みに入ってからというもの部活やら課題に追われてて送られていたメッセージに気が付か無かった。