どうしてこんな事になったのだろう?
思えば、
刺々しい俺の気持ちを
取り払ってくれたのが
いつも鈴だった━━━…
いつも、笑っていて…元気で。
彼女の存在だけで、
淡々とした毎日が
見違えるほどに変わっていく。
毎日、笑顔になれる。
いつの間にか、
俺にとって彼女は大切な
存在になっていたんだ。
気付き始めた自分の想いを
セーブしながら、過ごす…夏。
俺は由夏だけだと、言い聞かす。
秋になり
限界はもう、近かった。
このままじゃ、ダメになる、俺。
鈴の誕生日の日。
俺は決意した。
由夏とちゃんと話し合おう━━…