『私…イギリスに留学する事になった。』

と、俺を見つめる彼女。

『ハッ…冗談はよせよ。
ほら、向こう行こ?』

視線を寝室に移してから、由夏を見た。



すると…彼女は首を横に振る。

『嫌っ………私の話ちゃんと聞いて?』


俺は、冷蔵庫から、缶ビールを取りだし

一気に飲み干す。

小さくため息をついてから、
意を決して彼女に訊ねた。


『何だよ………。』