『何で俺なんだよ………』
一気に力が抜け
その場にしゃがみ、頭を掻く。



『だって…好きなんだもん。
答えてよ?私の彼氏になってくれるの?』

由夏もしゃがんで
俺と同じくらいの目線になった。


『………よろしくお願いします。』


━━━そのまま俺達は

誰もいない学校で

隠れるようにしながら

キスをした。