すっごい突然だからびっくりした。

「蒼…馬。」

あたしは下を向いたままの蒼馬にキスをした。
「いつから好きだったの??教えてよ!」
笑顔で、聞いた。

「今年の…春だったかな。

波斗ちゃんは木を見てた。
花を見てた。

川を見てた。
椿に
すごい惹かれてるみたいでずっと椿を見てた。」

あ…

椿があたしに空間をくれたときだ。

もしかして今蒼馬はそのときのことゆってるの?

もう半月くらい前のことなのに??

「きれいだった…波斗ちゃんすごいきれーだった。一枚の絵みたいだった」